「純米吟醸「あらかわ」の酒かすで作る 酒かすの塩」
:福島 荒川桜づつみ酒づくり協議会

他の塩とは成り立ちが異なる商品であり、「荒川から汲み上げた酒を合わせて作られた塩である」ということを、うまくビジュアルで表現できないかとまず考えました。 荒川の2文字をビジュアル化し、水質は日本一であることをブルーのワンポイントで表現。さらに酒を象徴する盃をデザインに込めました。白地を多くとり、シンプルに2cですっきり見せることで商品の特性を際立たせることができないかと思いました。今後、瓶での展開も考えているとのことで、ジップロックと合わせて瓶の帯巻きもデザインしてみました。
「おいしい東北パッケージデザイン展2020」福島県知事賞 AD+D 上平稔人


 
 
 

 
小野こまち特別純米酒 」:秋田 秋田県発酵工業株式会社

小野小町の名を冠した商品であることを最大限にアピールしたいと思い、小野こまちキャラクターをデザインしてみました。平安時代風な感覚を残しつつ、現代 的で可愛らしく、こけし、あるいはマトリョーシカ人形のように見せたいと考えました。瓶を黒にして、できるだけシンプル で、色数も抑えて強く印象に残るラベルにしたいと思いました。「小野こまち」の商品名も小さくなりすぎず、キャタクター に合わせてすっきりと見える書体で組んでいます。ターゲットとして女性も視野に 入れながら、召し上がっていただく多くの方の共感を得るデザインができればと思いました。
「おいしい東北パッケージデザイン展2020」奨励賞 AD+D 上平稔人


 
 
 

 
豚ロースの三五八漬け 」:福島 有限会社肉の秋元本店

ターゲットとして三五八漬けを知らない方にまず広く知ってもらおうという思いから、商品名を「サゴハチ豚」としてみました。商品の「白」を見せながら、白地帯 に黒一色で、豚を正面から捉えたシズル 感のあるビジュアル+商品名で商品を強く印象づけられないかと考えました。売り場で 思わず手にとってしまうような、可愛くて楽しいデザインができればと思いました。
「おいしい東北パッケージデザイン展2020」入選 AD+D 上平稔人


 
 
 

 
「献上 小倉羊羹 薄造り」:山形 株式会社銘菓の錦屋

本商品のいちばんの特徴である「薄造り」の羊羹というかたちを、商品名ロゴと組み合わせてキービジュアルとしています。 個包装のサイズを5枚重ねた厚さで、引き出しタイプの箱型にしてみました。コンパクトでありながら、スタイリッシュなパッケージで、羊羹の新しい食べ方も提案していることを若い世代の人にもアピールできるのではないかと考えました。外箱には、太い羊羹とは味がまったく違う特別なおいしさがあるということで「薄造りならではの美味しさ」というキャッチフレーズを入れました。全体に できるだけ余分な要素を省きシンプルに見せることにより、作り手の商品に対する自信と、高級感とを表現できたと思います。
「おいしい東北パッケージデザイン展2018」入選 AD+D 上平稔人


 

 
「福島県産原料しょうゆ」:福島 玉鈴醤油株式会社

ネーミングは社名をそのまま、ダイレクトに「玉鈴しょうゆ」としました。あわせて社名にある「鈴」をデザインし、玉の字とあわせてキービジュアルとして白地に赤の商品ロゴを作ってみました。瓶の口を鮮やかな黄色い折り紙で包み、全体に明るく親 しみの持てるデザインにしようと考えました。長期熟成・本醸造という表記も入れ、シンプルに王道感のある商品として多くの人の共感を得ながらも、若い世代の人にも受け入れやすいデザインになったと思います。なお、使用している瓶は300ml入りで、売り場に陳列されたときも埋没することなく、存在感を発揮してくれるのではないでしょうか。
「おいしい東北パッケージデザイン展2018」入選 AD+D 上平稔人


 

 
「白だし(仮称)」:岩手 佐々長醸造株式会社

ラベルはペットボトルをビニール素材で巻き、白、スミ、赤の三色で構成します。 透明部分のしずくの形は、本商品のもつ だしの旨味や風味を表し、また、かつおぶしの元となる鰹が群れをなして泳いでいる様子を表現しています。ダミーを作 る技術上、くり抜いていますが、実際はビニールの透明部分となります。商品名は「花巻白だし」、「明治三十九年創業」という老舗であることも合わせて上品に、それでもしっかりと目に入るようにレイアウトしました。全体に余白を多くとり、キャップにも白い折り紙を巻くことで、「白」を強調するデザインにしてみました。 他商品とは異なる高級感と、品格とを兼 ね備えたパッケージになるよう考えました。
「おいしい東北パッケージデザイン展2018」入選 AD+D 上平稔人


 

 
「熟成黒にんにく」:青森 合同会社カネジン金木屋

パッケージを白い紙に黒一色のみでシン プルに表現することで、黒にんにくの持 つ力強さや、青森・田子(たっこ)産ブ ランドであることの自信を表現できない かと考えた。「にんにく」の文字から一 筆書きでにんにくのシルエットを描き、 太い明朝体の「黒」の「、」の形が黒に んにくのかたちによく似ていることから、 これのかたちを整えてビジュアルに加え た。また商品の中身を見せることは欠か せないので透明な容器を選んだ。内容量 は150g入り前後を想定した大きさにし ている。外箱は天面のデザインとして使 える部分が大きく、売り場で並べた時、 すっきり目立つと思う。
「おいしい東北パッケージデザイン展2017」入選 AD+D 上平稔人


 

 
「うに缶」:岩手(株)宏八屋

外箱でうにの黒いとげと、黄色くてやわ らかい身の部分をデザインで表現してみ ました。地域性を訴求するため、商品名 を「三陸うに」として三陸ブランドを強 く押し出しています。商品名の書体も、 うに独特のやわらかさに連動させてPOP でやわらかい印象にしてみました。おも て面をシンプルに見せたかったので、「宏 八屋謹製」のロゴは裏面に入れています。 黄色いバージョンと黒いバージョンの2 種類で店頭に展開することで、より一層 のブランディング効果が期待できると思 います。また、3箱入りのセット売りに することも容易なデザインであると考え ます。
「おいしい東北パッケージデザイン展2017」入選 AD+D 上平稔人


 
「うに缶」:岩手(株)宏八屋

デパートの地下食品売り場で缶詰のコーナーを見てみると、外箱がある商品はほ とんどが四角い箱型であり、本商品のように高級品としての価格に見合ったデザインは、まず外形から特別感を出さなければ、低価格商品との差別化は難しいと感じた。外箱は女性にも手にとってもらえるよう、「洒落た酒の肴」アイテムになるよう意識した。商品の顔となるデザ インは波をモチーフに柔らかい印象で組んでいる。また商品名も「金のうに」とし、北三陸産であることも訴求しながら、文字要素を英文でもあしらってみた。箔 使用の一色であるため、社名ロゴは背面 に入れさせていただいた。売り場の陳列 効果を考え、外箱を金と白の2パターンで展開できるようにした。
「おいしい東北パッケージデザイン展2017」入選 AD+D 上平稔人


      

 

「山形のコメ-ユ」:山形 三和油脂(株) 
外箱は、山形に連なる山のかたちをイメージしたデザインでカット。四角いビンが固定さ
れ、中から金色の光が箱の外にまで漏れ出す。商品イメージを強調するため全体に金色を
基調とし、オイルが店頭に並んだ時点で視えるデザインを考えた。陳列されたときの効果
も考え、バリエーションとして白い外箱も提案。ネーミングは「山形のコメーユ」とした。
ラベルも外箱イメージに合わせ、二つ折りにして内側に品質表示等を入れて対応する。
「おいしい東北パッケージデザイン展2015」優秀賞ノミネート AD+D 上平稔人


 

 
「花泉産ひとめぼれ」:岩手(有)松勘商店
ひとめぼれの商品自体はどこでも売られているため、他と差別化するためにはネーミング
が大事であると考えた。作り手のこだわりと自慢のお米であるということで、「お米に、
愛をこめて。」口に出せば恥ずかしいような言葉でも、店頭に並べば効果絶大である。
イメージを強調するため、鉛筆で文字をすべてなぞり、書体をあえて書いて表現した。
1kgと350g入りで、お土産として手に取ってもらいやすいサイズかと思う。
「おいしい東北パッケージデザイン展2015」優秀賞ノミネート AD+D 上平稔人

 

           
「しょうゆ糀」:岩手 藤勇醸造(株)
使い勝手の良さと保存性を考え、底が丸型のビンで考えてみた。これなら中身が残り少な
くなった時にスプーン等で取り出すのも容易である。ロゴは「しょうゆ」という文字をメ
インにしながら「糀」をワンポイントにし、全体をコメのかたちで江戸風にまとめてみた。
パッケージ全体を和風の壺のようなイメージにすることで、老舗の米糀だというシズル感
を出そうと思った。用紙は折り込んで包みやすいように、もみがみを使用している。
「おいしい東北パッケージデザイン展2015」入選 AD+D 上平稔人

 
 
 
「天然水と天然塩でつくった無着色たらこ」:宮城 株式会社東北とらやフーズ
ギフト向けに桐箱に収め、商品名には必要なメッセージのみを入れ、石巻のブランドイメージ
を高めるために、「天然水・天然塩 石巻たらこ」とした。商品ロゴとビジュアルは、たらこ
と海のイメージをイラストでやさしく表現した。(大/500g入り・小/400g入り)
「おいしい東北パッケージデザイン展2014」入選 AD+D+I 上平稔人

 

 
「食楽(くら)ポン酢」:岩手 株式会社浅沼醤油店
「ぽ」「ん」「ず」の三文字をシンプルに一面ごとに配置。各面を並べて店頭に
陳列することで、消費者に強く印象づけることを狙った。瓶は200ml入り。
「おいしい東北パッケージデザイン展2014」ノミネート AD+D 上平稔人

 
 

 
国立劇場 トートバック
歌舞伎をはじめとする日本の伝統芸能に登場するモチーフを並べてみた。
大入袋のみ赤を入れることで、縁起のいいポイントができたと思う。
2015年 本体/約400×300×120mm 持ち手/約25×520mm AD+D 上平稔人

 

 
国立劇場 歌舞伎名ぜりふかるた
折り紙をちぎって外箱の周りに配置し、歌舞伎かるたの世界観を
楽しく表現した。あわせて読み札と取り札四十四組もデザインしている。
「デザイナーのアイデア戦略」エムディエヌコーポレーション刊(2017年)に掲載。
2016年 AD+D 上平稔人

 
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